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Humor

ハヤシです。色々その時々書きたいことを書きます。

インスタント文学

この頃、友人とLINEのやりとりをしていて、小説リレーみたいなものをやってみた。これが案外面白いことに気づき、筆ならぬフリック入力が止まらないという事態に陥ったことがある。

僕は文学部出身だがなんということはなく、大学受験に失敗し、なしのつぶてで受けたのが文学部。

なので、人並みに本は読めるし、多少なりとも文章を書くことが出来る、、はず。

なので、ここにそのLINEを元にしたやりとりに加筆修正した意味のわからない豚の寝言を公開して、今日は眠ろうと思う。

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午前4時半、重い頭を抱えながら、冷蔵庫に入っている水を流し込む。

今まで寝ていたものの、頭は澄みきらないままだ。

 

午前0時半

彼女と話していると思想的に高校生の頃から何一つ進歩していないことに気づく。

僕の中で進歩というステップは忘れられた聖蹟の柱のように風化しつつあった。

「いやあなた文才もあるみたいだし、物書きになればいいじゃない」

「僕が物書き?それはちょっととち狂った人間が国を指導してしまうようなものだよ」

「それもそうね」

彼女は無表情のまま、卓上に置かれた気の抜けたビールを飲み干した。

 

もし彼女が馬であれば血統書付きで様々な馬と交配を促され、優秀な競走馬を次々と送り込むことが出来るだろう。それほどまでに完璧で周囲から求められているようだった。唯一、欠点をあげれば人間というモノに興味を持っていないことだった。必要以上の接触を好まず、彼女の姿を見ると1ヶ月は幸せが続くと大学の中で噂が立ったほどだった。

 

しかし、ここのところ4日間彼女と僕は接触、というよりもパートナーのような過ごし方をするという奇跡を経験している。彼女は非常に映画を好み、大衆向けの映画ではなく冗長で、中身のない映画を好んだ。

「ねえ。私もう少ししたら大きくて真っ白な犬を飼いたいの」

「それまた健康的な夢だね」

「そうよ。私、清廉潔白な器の大きい人間になりたいの。その夢を犬に乗せて、共に歩んでいきたいの」

「それを請け負うのは人間では無理だろうね。人は思想があるから白くいられないんだ。」

 

その夢を聞いたあとあまり彼女東京会った記憶がない。

残ったのは空白ととある記憶である。

 

朝から大雨が続いた日だった。

スーパーに水とウイスキー、洗剤を買いにいったときである。

道中でワンピースを纏った彼女に会った。傘をさしておらず、雨に濡れた彼女は

全身をグレーに染め、聞こえるか聞こえない声でこう叫んでいたように見えた。

「たしかに最低で寂しい男であるけど、あなたは」

僕にその先の記憶はあまり、ない。

 

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