アンサー

 筆不精とはこのことで、守りきれない更新の頻度。そんなに多くの人が読んでいるわけではないだろうと思いつつも、書き始めております。なぜ書き始めたのかというと、夜の渋谷を酩酊しつつ、友人と闊歩していたら大学生グループと不思議な交流が始まってしまい、オカマみたいな男の子とインスタグラムのアカウントを交換していたようでして、その子から後日「めっちゃ、面白いブログ書いているんですね」(←LINEより抜粋)と言われたので、やる気になった次第であります。単純すぎる。馬鹿か。

 

 歳を取るとちょっとやそっとのことで傷つかなくなるとよく聞きます。僕は本当に豆腐メンタルなのでちょっとした他人の言葉とか所作で傷ついてしまい、小さなことでも11〜12時間は心に引っかかってしまいます。誰かの言葉で突然目の前がInkwell(インスタグラムの白黒になるフィルターの名前です。洒落ていますね。)っぽくなってしまったり、足元の地面がぐにゃりと歪んでバランスが取れなくなってしまうこともあります。でも、どうやら傷つくことは若者の特権であるという考え方もできるようで、性的なポテンシャルや感受性が若い頃より磨耗してしまっている人からすれば、輝かしいことであるという文章をどこかの本で読んだことがあります。ほんとにそうなんですかね、歳を取ってみないと分からないか。傷ついてしまった人っておそらくそれぞれの逃避の方法があると思うのだけど、皆さんは何をされるんですかね。恋愛ですか、映画鑑賞ですか、はたまた仕事でしょうか。気になるところではあります。んで、僕は何が一番ストレスなのかというとおそらく「興味のないことをかなり強い力で強要されること」だと思います。人間ですからたまにはそういう経験がないと、精神的にヤワな人になってしまうのだけど、生きて行くだけでこういう場面が非常に多いと感じます。努力を娯楽にしてくださいとかこと聞いて久しいですけど、全部が全部出来そうにもないし、うーん。嫌なことは先伸ばしにしたり、見て見ぬフリしたいじゃないですか、とかいう本音を出すと、日常生活送れない気がするので、どんどん傷ついていきましょう。

 

 ここ最近、自分が嫌なところが特に2つ目についていて、まず論理力がないこと。これほんと最近特に欠乏を感じるのですが、ロジカルな思考というものが苦手なようだ。理系に進むことを拒んだ高校時代の自分と膝を突き合わせて15分でよいので、ロイヤルホストで説き伏せたい気分だ。「条件Aがある、こういう理由でBという見解もできるが、Cという結論もこの部分からこう考えると導きだせる」みたいなのは回りくどいと感じてしまうので、場当たり的に「いやこれ、Dっぽいな〜笑笑」という結論をだしちゃうので、叱られたり、痛い目を見てしまうことがある。0か100で考えてしまう。ここ最近の嫌なところだ。治したい。簡単に論理力って補填できる気がしないですけどね。あと文頭に「まあ」とよくつけるのも悪い癖だ。「まあ、いいんじゃない?」「まあ、そうするか」と言われたらどうか。「こいつ、そんなこの理由に納得してねえな?じゃあ代案だせや」と思っちゃうだろう。保身の代わりで「まあ」という言葉を小さい頃から使用してる気がするのだけど、本当に封印したい。これは友人とのLINEでもよく使っている気がする。まあ、やめよう。そろそろ。

 

 僕は結構本を読む。自分の部屋で誇れるところといえば、本棚にある本の量くらいで、あとは別に、というか本と服くらいしかものが無い。仕事も休憩中にや通勤時間に本を読んでいるから保てているようなもんで、仕事を辞めてしまうとその時間が無くなってしまうので、途端に読書をする時間が無くなってしまって、活字を読む時間が無くなってしまうかもしれない。生活していると別に読むことはないのだけど、仕事に関わるなにかの時間だとやたらと捗る。(会社には給料泥棒!万年平社員!何かの鳥!と本当に怒られてしまうかもしれないですね。)僕の祖母をはじめ、結構自分の家系(林家)は読書家が集まっている。(ただ、父親の兄は本は読まずにタイでタイ美人をはべらしているようで、全く日本に戻ってこない印象しかないのでこの限りではない。)

 とはいえ、僕だけかもしれないけど、大概の本の内容なんてものは映画と違って頭に残らない。ひどいときなんて「(主人公の女の苗字なんだっけ・・・たかは・・さとう・・?)」みたいな有様である。でもなんで読むかっていうと、真面目な話、「自分を保つため」であるとしか言えない。エッセイを書く有名人を通して、不可抗力で殺人を犯してしまう母親を通して、旅人を救ううさぎを通して、自分を投影してみて考えを取捨選択をしてみる。他人やマイナスな自分に全て引っ張られないように自分の人生を俯瞰してみるのに結構読書っていいもんだと思いますよ。

 こんな記憶力のない自分でも強烈に覚えている一冊があって、祖母から貰った本なのですが、スティーブンソンの「若き人々のために」という本です。(アラサーがなにいうか。)表現はいささか難解であるけども、(昭和28年に初版発刊なので仕方ありませんね。)恋愛から死まで結構救いのあることが書いて有る。あっ、日本の最近の本だと、「タンノイのエジンバラ」って短編が良かったな。終わり方が洒落てるし。

 

あー久々に書いたら疲れました。寝たい気分だ。

寝るときに聞くと、アリーナで寝てる気分になれるよ。

 

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