泥のような味のコーヒーとUK仕込みの英語

◆自粛生活に嫌気が差しまくっているタイミングで自分の20代をふと振り返ってみた。周りの人に恵まれて幸せな人生を歩んできたものの、その反面に自らの行動や言動など、本当にロクでもないので、そのせいで頭がフラフラしてしまう。死ぬまでこのままなのかと落ち込んでくる。なので、何かの取っ掛かりとして、今年は努めて「節制」している。

 

思い返せば、奨学金を借りて大学に行き、夜は外食ばかりしていた21歳、毎朝700円のモーニングを食べて出勤していた25歳、欲しいモノがあれば脳死でクレジットカードを出して分割購入していた26歳、台北行きの飛行機をヘラヘラ乗り遅れた28歳。そりゃあ、金も貯まるわけがない。「節制なんてF○CKだ、一度きりの人生なんだ。思うがまま自由奔放に生きればいいじゃねえか!!」という人に同意できないわけではないが、少し違った側面から見てみよう。俺は特別な人でもなく、紛れもない一般のヒトなのだ、、、ただ無駄な貯金しようと言っているわけではない。今年はグッと堪えて、抑制のきいた時期にしようと思っている。何もかも我慢して毎日カロリーメイトと雨水で過ごすとか、そういうことを言っているわけではない。話のネタにもならない、つまらない、その場しのぎの金と時間の遣い方を今年はやめるといったところか。もしその生活に飽きたら、どうするか。それは、その時に考える。

 

新型コロナウイルスの猛進が止まらない。身の回りでも何人か隔離された人がいる。味覚が無くなった者、自覚症状のないままにいきなり倒れた者、海外の風俗店で移された者、、、何人もの戦士たちが目に見えぬ敵の前に崩れ落ちていった。という感じで、もうそろそろ同じ話題で世間が盛り上がりすぎていて、この1年半くらい、自分の人生を喪失した気分になっている人も多そうだ。かくいう、自分もそうである。このまま40歳くらいまで緊急事態宣言を延長されてしまったら、懲役10年の禁固刑を食らっていたんだという感覚になってしまいそう。どうなんですかね、これから先行き不安ですけども。私たち、ニューノーマルとかいう甘言の上で生活をしなければならないんでしょうか。もう新型じゃねえよ、てめえは。でかい顔で1年半も居座りやがって。

 

◆自粛の友といえば何か、筆頭がゲームだ。とうとう大会にまで出るようになってしまい、今では「エンジョイ勢です」と言えなくなってしまったタイトルもある。ゲームの大会は本当に面白い。5〜6人が1チームとなって、優勝を目指して凌ぎを削る。APEXのようなプロゲーマーがひしめくタイトルではないため、一部の有名ストリーマーを除き、全員がもれなく一般人である。とはいえ、練習は熾烈を極める(こともある)。本番で思ったような動きができず、所属していたチームをクビになったこともある。(何かをクビになるという経験が初めてだったので、大いに笑ってしまった。ちなみに俺以外にも1人のクビが23歳のリーダーから言い渡された。)おそらく、このままのペースだとプレイが2,000時間を超えるだろうというところだが、少し熱が冷めてきてしまっていることにも自覚している。何か新しい趣味を見つけなければならないということで、10月のどっかのタイミングに向けて、また書籍でも作ろうかと考えている。筆を走らせる、いや物語をタイプするという行為が一番面白いことに俺は気付いてしまっている。